3D Viewer for Medical

弊社が開発した医用3Dビューアーには次の特長があります。

カスタマイズ受託開発も行っており、既に複数企業様へご提供実績がございます。貴社PACSシステムに3Dの組込みが可能です。

 

1.カラーボリュームレンダリング、MPR/MIP/MinIP/RaySum等各種表示が可能

2.豊富なテンプレートにより、簡便で柔軟な3D表示を実現

3.医科CT・MR、歯科CBCTデータ(DICOM形式)に対応

4.GPU搭載サーバーサイドレンダリングによる、高速な3Dサーバークライアント形態

5.Webブラウザ、Windowsアプリ両方のUI画面

 

 

〇実際の表示例1:

CTA撮影の脳動脈瘤の症例です。上図は、MPR基本3断面とボリュームレンダリング表示を行っています。下図左では、脳動脈瘤のネックとそこからの高さの距離計測を行っています。ボリュームレンダリング画面は操作1回でオブリーク表示(下図右)やMIP表示等に素早く切替え可能なため、適した表示モードで計測値を確認できます。最後図は、脳動脈瘤内を透過させスケルトンな3D表示を行っており、一部石灰化の状態や血管構造がクリアに描出されています。

 

 

〇実際の表示例2:

CTA撮影の胸部大動脈例です。MPR基本3断面とボリュームレンダリング表示を行っています。スラブ(厚さ設定した板状)設定処理により、見やすいように大動脈部分のみを抽出表示しています。スラブ位置はスピーディに移動や回転、厚さ調整ができ、観察者の意図に沿ってスムーズに操作ができます。

 

 

下記の図は、PACSと連動する3Dビューアーシステムの構成です。3Dビューアーはクライアント型となります。同時に複数ユーザの利用が可能です。PACSビューアーと連動し、同じウインドウ内(Webブラウザの別タブ)や別ウインドウにて3D処理表示を行います。

 

*上の3個のBOXがクライアント側に、下のBOXがサーバー側になります。

 

〇表示例3 整形外科等部門向け 手の腱:

次の画像は、CT撮影による手の腱の3D表示例です。
左の縦長画像は左手の内側になり、前腕から掌、各指につながる屈筋腱(赤)と骨(白)をボリュームレンダリング(VR)表示でクリアに3D描出しています。
腱全体の状態を網羅的に、また、一部を拡大して(断面表示と併せて)角度を変えながら詳細な表示も可能です。
右上画像は、スラブMIP表示の例になります。右下画像は左手外側の、伸筋腱や筋肉等を赤くVR表示しています。

 

 

〇表示例4 整形外科等部門向け 手の骨折:

下記の画像は、CT撮影での手首の舟状骨骨折例になります。
2×2レイアウトのMPR基本3断面(Axial/Coronal/Sagittal)とVR表示を行っており、右上画像中央(矢印箇所)に亀裂が確認でき、各方向の3断面画像上で骨の詳細な状態を観察可能です。
基本3断面上の十字線で対象箇所を指定することにより、それを中心に回転・断面の傾き・画像拡大操作ができ、360度の自由な角度やクローズアップして骨折状態の三次元的な把握ができます。

 

 

〇表示例5 肺野:

胸部CT撮影の肺画像例です。右の最上段画像はスラブ(厚さ設定した板状)処理により、Coronal方向でのVR表示を行っています。

中段・下段の画像は、MPR基本3断面と、腫瘤を中心にVR表示を行っています。VR表示では細部までクリアに描出されています。